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ウェブ書評①

今回は、書籍ではなく、私が毎日チェックしているオンラインマガジンの記事からの紹介です。

 

毎日いくつかのオンラインマガジンをチェックしていますが、その中でダイヤモンドオンラインは良い記事が多く大変有難い存在です。

 

その中で、8月14日、15日に元オムロン社長で現NTKセラミック会長兼CEOの竹田久男さんのインタビューを掲載しています。そのインタビュー記事の中で、後半の一番最後に私の印象に残る部分がありました。以下そのインタビューからの抜粋です(青字、黒字部分)。

 

 

最後にお聞きします。作田さんが考える「リーダーの条件」とは、どのようなものでしょうか。
 

リーダーは一人では成り立ちません。必ずフォロワーがいります。それゆえフォロワーに対して、自分が何を考えているかを明確に伝える必要があります。


そんな時に私はよく、「ミッション、ビジョン、バリューを明確にしよう」と言っています。
ミッションとは「何をやりたいのか」、ビジョンとは「どのように実現するのか」、バリューとは「なぜやるのか」です。


フォロワーにとっては、施策であるビジョンに目が向きがちですが、リーダーにとって一番重要なのは、理由を語るバリューです。なぜなら、これでリーダーの本気度が問われるからです。

 

つまり、リーダーはスキル(技)も大事だけど、それ以上にウィル(志)が大事だということ。人間力がないと、人はついてきません。「人間力=ウィル×スキル」というのが、私の持論です。

 

もちろん、ポジションによってウィルとスキルの比重も変わってきます。イメージ的には、社長ならば8~9割はウィルが必要でしょう。スキルの足りなさは、部下に助けてもらえばいいのです。

 

ただし、ウィルの足りなさを助けてもらうわけにはいきません。ポジションが高いほど、ウィルの比重が高くなる。もっともこれは掛け算ですから、どっちかがゼロなら全部ゼロになってしまう。


ですからバックボーンとなる基本的なスキルは必要ですが、何のためにそれをやるかというウィルがハッキリしない人は、リーダー失格です

 

いかがでしょうか。リーダーに資質についてはっきりとした意見を述べられています。

 

また、リーダーの役割は、「ミッション(何をやりたいのか)、ビジョン(どのように実現するのか)、バリュー(なぜやるのか)を明確にして、周りに伝える事」。その中でも特にバリュー(なぜやるのか)が一番大切と言っています。

 

経営者は従業員に対して常にコミュニケーションを取って、自分や会社を理解してもらわなければなりません。この文章はそのことに関して簡潔にまとめてくれています。

 

是非、参考にされてください。

 

以下本文がダイヤモンドオンラインから読むことができます。

上段が前編、下段が後編です。

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https://diamond.jp/quarterly/articles/-/168

https://diamond.jp/quarterly/articles/-/169