· 

書評⑨問題解決プロフェッショナル

今回はマーケティングの世界では定番の書籍のご紹介です。

 

タイトル 問題解決プロフェッショナル(新版)

出版社  ダイヤモンド社

著者   齋藤嘉則

価格(税別)2,330円

 

中小企業経営者      ☆☆☆

中小企業診断士勉強者   ☆☆☆☆

 

<内容>

問題解決にあたって重要な基本的思考が「ゼロベース思考」と「仮説思考」である。

 

ゼロベース思考とはこれまでの経験値型思考(今までの自分の経験や習慣の中でしか物事を考えない)とはことなり、既成の枠を取り払ってゼロベースで考えることである。

仮説思考は、これまでの状況説明型思考(自分の結論を持たず延々と状況や事実の説明に始終するだけ)とは異なり、常にその時点での結論をもってアクションを起こすことである。

 

ゼロベース思考のポイントは、自分の狭い枠の中で否定に走らない、顧客にとっての価値を考えるである。

仮説思考は、限られた時間、限られた情報しかなくとも、必ずその時点での結論を持ち、実行に移すという事である。

 

ポイントはアクションに結び付く結論を常に持つ(結論の仮説)、結論に導く背後の理由やメカニズムを考える(理由の仮説)、ベストを考えるよりベターを実行する(スピートを重視)である。

 

この2つの思考方法を実行するための基本的な技術が、MECEとロジックツリーである。

 

MECEとはMutually Excluvie Collectionally Exhaustiveの略で、何かを分類する時に、重複することなく、全体集合として漏れがないようにするという事である。

MECEを実行するためにフレームワークを使うことが役に立つ。例:3C+1C、マーケティングの4P、BCGの事業ポートフォリオ

 

ロジックツリーとは問題の原因を深堀したり解決策を具体化するために、主題課題をMECEの考え方に基づいてツリー上に分解・整理する技術である。

良く使われるロジックツリーとしては、原因を追求するためにWhy?と自問自答する方法と、解決策を追求するためにHow?と聞き続ける方法がある。

 

上記の2つの思考方法と2つの技術を使ってビジネス上の問題を分析し、具体的解決策を立案するための問題解決法がソリューション・システムである。

そのプロセスは次の3つになる。①課題の設定、②解決策の仮説、③解決策の検証・評価

 

<感想>

MICEやロジックツリー本の定番という事で読んでみました。

中小企業診断士を受験する人は必要な理論ですので、これまでMECEやロジックツリーの本を読んだことがなければお勧めです。