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コロナ禍でのホテルオークラ東京の対応策

 5月8日の日本経済新聞オンラインにホテルオークラ東京(The Okura Tokyo)がコロナが始まってからいかに色々な施策を行い、業績を落とさないように工夫したかの記事がでていました。さすがのホテルオークラ東京も外国からの宿泊客や国内宿泊客がゼロになったためコロナ禍で大きく業績は落としましたが、日本の第一人者がこのように様々なアイディアを出し、それらを実行に移していったことは、我々中小企業としても見習わなければならないと思い、今回ご紹介させて頂きます。

 

 以下の様な施策を行っています。期間限定や現在も継続中などバラバラなどでご注意ください。

(1)スーパールームサービス

1477室ある客室をレストランの個室と位置づけ、各部屋に和洋中の料理やワイン・カクテル、アフタヌーンティーを提供するというもの。バーテンダーやソムリエ、すし職人がホテルに出張するメニューも用意。

 

(2)卒旅プラン

隣り合った2つの部屋を内扉でつなげ、最大4人で利用できるコネクティングルームも対象。コロナ禍で海外へ卒業旅行に行けなかった大学生などに、その代替としてホテルニューオータニでの宿泊を楽しんでもらおうというもの。

 

(3)アニメ「鬼滅の刃」とのコラボ

人気キャラクターたちをあしらったコラボレーションルームを用意し、東京、幕張、大阪ではレストランでコラボメニューを提供した。同ホテルでは「鬼滅の刃」以後も、バーチャルシンガー「初音ミク」やアニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」、LINE FRIENDSの人気キャラクター「BT21」など、さまざまなIP(知的財産)とのコラボプランを提供。

 

(4)長期連泊プラン

21年の1年間で2連泊以上した日本人宿泊客は、年配客を中心にコロナ禍前と比べて約5倍に伸びた。

 

(5)24時間ステイプラン

通常午後2時(23年3月1日予約分からは午後3時)チェックイン、翌日午後12時チェックアウトを基本としているが、コロナ禍ではその制限を外し、24時間いつでもチェックインし、24時間後にチェックアウトできるようにした。

 

(6)新江戸ルーム

風呂には香り豊かなヒノキ風呂をしつらえ、インテリアにも江戸文化に由来する文様などをあしらった。一方で55インチ以上の4Kテレビをはじめとする最新家電を設置し、現代ならではの快適性も追求。

 

(7)人力車クルーズ

ホテル周辺のエリアを人力車で回るサービス

 

(8)「ZENBコラボメニュー」

ミツカングループのZENB JAPAN(ゼンブ・ジャパン、愛知県半田市)と協業し、「ZENBコラボメニュー」を開始。22年8月には不二製油の大豆ミートなどを使ったプラントベースフードメニューをホテル内のビュッフェなどで提供。

 

(9)ホテルニューオータニ マリッジ コンシェルジュ

約8万人の会員数を誇る日本結婚相談所連盟と協業して、22年3月にサービスを開始した結婚相談所。

 

 

 いかがでしたでしょうか。もちろん、ホテルオークラ東京だからできる企画が多いかもしれませんが、ポイントはホテルオークラ東京のような業界の第一人者でもコロナ禍では業績が大きく悪化しましたが、状況を変えるためにいろいろアイディアを出してチャレンジしたことにあります。もちろん当たらなかった企画もあると思います。しかしながら何もやらなければ何も起こりません。

 

 また記事にはこのような企画を行った事で、新しいニーズを発見し、滞在スタイルが多様化したことを実感したとのこと。そしてこれらが今後の戦略を決める良い機会になったと伝えています。また、いかにニーズの開拓が重要かも再認識したと言っています。

 もともとホテルオークラ東京は「お正月プラン」、「受験生サポートプラン」や「ナイトプール」などの新しい企画を生み出してきたとの事で新しい事にチャレンジする素地はあったようです。

 

 コロナ禍のような特別な時期でもなく、平常時でも企業が持続していくためには常に新しい事を始めることが必要と思います。そのための後押しとしてこの記事を参考にさせてみてください!