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理想の損益計算書

 今週はいつもYoutubeでいろいろ勉強させて頂いている古田土会計の森尾様のビデオからのパクリ情報です(笑)。

 私もこのようなことは良くお客様から聞かれますが参考にさせて頂いています。

 https://www.youtube.com/watch?v=FG4bOuIWq7I&t=19s

 

 

 ビデオ中では理想の財務体質と説明されていますが、ここではその一部、理想の損益計算書+アルファをご紹介させていただきます。

 損益計算書の売上や営業利益、経常利益、当期純利益などは長短期の目標を立てる方が多いですが、損益計算書の項目ではほとんどないと思いますので、以下の事項を目標をしてみると経営戦略がより具体的になるかもしれません。

 

  ①現・預金の額:月商の6か月分

          ただし、融資を受けている銀行での定期預金を除く(解約させてもらえない可能性が高いので)

          理屈は、毎月月商とほぼ同じ額の経費を使うとすると、半年間は売上ゼロでも資金は持つので、

          解決策を見つける期間が半年間持てるということになります。

          まず月商の3か月を目指して、次に6か月を目指すというのが良いと思います。

  

  ②純資産=利益剰余金+資本金:月商の6か月分

                 こちらも月商の6か月分ですが、銀行融資が難しくなる債務超過になる危険性が

                 毎年月商の1か月分の赤字を出しても、6年間は耐えられる純資産額になります。

                 債務超過とは、資産の額<負債の額となる状況です。

 

  ③長期借入金の年間返済額:月商の1か月分

               損益計算書や毎月の試算表に出てこない返済額は大変コントロールが難しいです。

               ここでの理屈は、万が一年間の利益がゼロでも、月商の1か月分だけの預貯金が無く

               なるだけで、もし預貯金が月商の3か月あれば、翌期首は月商の2か月分になっている

               とうことが分かるという事です。分かりやすいですよね!

 

  ④信用保証協会の枠:全体で2000万円まで

            こちらは必要な借入金額によりますが、特に資金繰りが苦しくない状況ではできるだけ

            信用保証協会枠を使わずにプロパー枠で借りて、いざの時のために信用保証協会枠を

            残しておきたいです。

            また普段から全く信用保証協会枠を使っていないといざと言う時審査に時間が掛かってしまう

            ので、普段から少額でも借りておくことが良いと思います。

            信用金庫や信用組合のような小さな金融機関からは信用保証協会枠で借り、地方銀行からは

            プロパーで借りるのが理想と思います。

 

  ⑤経営者保証:無し

  ⑥不動産担保:無し、最悪抵当権(根抵当権はダメ)

 

 ビデオでは、別の項目も説明されているので、全編見たい方は是非見てみてください。全編見ても15分、最後に

 古田土会計の宣伝が入っているので、実質約13分、倍速なら6.5分で見れます。