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資金繰り改善策ーセールスアンドリースバック

 資金繰り改善方法にはいくつかの方法があります。

 一番標準的な方法はもちろん金融機関からの借入金になります。その他にも、中堅企業なら私募債、金融機関からの借入が難しい場合は役員借入金などがあります。

 

 今回はそれ以外の資金繰り改善方法、「セールスアンドリースバック」をご紹介します。

 私はこれまでにこの方法をお客様には勧めたことは無いのですが、私の知り合いの財務コンサルタントからアイディアをもらい、確かに活用できそうなので今回紹介させていただきます。

 

 「リースバック」自体は良く聞く言葉だと思いますが、多くは一般個人が老齢になって自宅を売却し資金を得ながら、そのまま賃貸(リース)で住み続けていくスキームだと思います。また最近だと日産自動車など大手企業でも本社を売却してそのままリースで使い続けるという事が増えてきています。

 

 この事業における「セールスアンドリースバック」のスキームは個人の場合と同じく、第三者に売却し、その後賃貸借契約(リース契約)を結び、売却した資産を引き続き使用する手法です。「資産を手放さずに現金化できる」という点が最大の特徴で、事業の継続に必須の不動産や設備を保ちながら財務改善を図ることができます。

 

 活用できる資産としては、まず個人と同じく①不動産があります。それ以外にも、②車両、③設備などがあり、この方法を聞いた時に車両や製造設備もこの方法にて資金繰り改善に確かに役立つと考え、今週のブログでの紹介に繋がっています。

 

 財務内容が芳しくなく、銀行の融資審査に通らない場合であっても、リースバックは保有資産を活用する手法のため、その資産の価値が見合えば、比較的スピーディーに資金調達が可能です。また、固定資産を圧縮できるため、B/Sのスリム化に繋がり、自己資本比率の向上等、財務の改善にもつながります。

 

 高いファクタリング手数料に悩んでいる企業がファクタリングを卒業するために必要なまとまった資金を調達するケースでリースバックが使われることが多くあります。2社間ファクタリング手数料が10%前後に対して、月利換算で2.4%(*トラックオーコクの例)となる為、コスト削減にも繋がります。税金、社保の未納があっても利用可能のため、資金繰りが厳しい会社でも活用できるメリットがあります。

 

*株式会社トラックオーコク:https://www.55truck.co.jp/

 トラックのリースバックを取り扱う会社としてよく知られているのは、業界最大手のリアライズコーポレーションですが、最近は中古トラック販売の国内最大手であるトラックオーコクも参入し存在感を示しています。多くのリースバック取扱業者は、対象車両が限定的であるのに対して、トラックオーコクは、ショベルカー、ブルトーザーなど車検証がない工事車両を除き、全ての商用車が対象です。リースバックの契約期間が終了した際には、その車両をリースバック会社へ返却しなければならず、利用していた会社は、新たに買い直さなければならないという深刻な課題が発生してしまうことが多いのですが、トラックオーコクは、買い戻し、再リースという方法も可能です。

 

 

 リースバックは上手に活用すると効果的ですが、リース契約が終了すると不動産や車両が使えなくなり大損害を被るリスクも含んでいます。そのため、自社の資金繰り状況等を総合的に判断して検討することが重要です。

 

 資金繰り改善が必要な事業者様は、できればこのリースバックが必要なる前に金融機関や商工団体へご相談ください。

 当社でも資金繰り改善支援は行っておりますので、ご興味ある方は是非お問い合わせください